EFOで離脱を防ぐ|フォーム改善で問い合わせを増やす7つの方法

EFOでフォーム離脱を防ぎ、問い合わせを増やす7つのフォーム改善方法を紹介する記事サムネイル

アクセスはあるのに問い合わせが少ない、というご相談ですね。じつはフォームの途中で離脱されているケースがとても多いんです。

えっ、そうなんですか。せっかく興味を持ってもらえたのに、もったいないですね。

はい。100人がフォームを開いても、6〜7割は入力の途中でやめてしまうと言われています。ここを直すのがEFO、入力フォーム最適化です。

EFO……。それってどういう意味ですか?

お店で言うと「レジ待ちの行列をなくす」ようなものです。商品を手に取ってもらえても、レジが混んでいたら帰ってしまいますよね。フォームも同じで、入力のストレスを減らすだけで問い合わせが増えるんです。

この記事の結論

EFO(入力フォーム最適化)で離脱を防ぐ最優先策は「入力項目を必要最小限に絞ること」です。フォームの離脱率は平均60〜70%と高く、項目削減・スマホ最適化・郵便番号からの住所自動入力の3つは、ツールを入れなくても今日から着手できます。まず自社の離脱率を測り、効果の大きい施策から1つずつ試すのが失敗しないコツです。

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はじめに

「広告や検索からアクセスはあるのに、問い合わせや申し込みが思ったより増えない」——そんなお悩みはありませんか。原因は集客ではなく、最後の入力フォームにあるかもしれません。フォームは、お店で言えば「レジ」にあたる場所です。どれだけ良い商品を並べても、レジが使いにくければお客様は買わずに帰ってしまいます。

この記事では、フォームの途中離脱を防ぐEFO(入力フォーム最適化)を解説します。離脱が起きる原因から、優先順位をつけた改善策7つ、そしてCVR(成約率)を測り改善する方法までをわかりやすく紹介します。専門ツールがなくても今日から始められる施策を中心に扱いますので、ぜひ最後までご覧ください。

そもそもEFO(入力フォーム最適化)とは?

EFO(入力フォーム最適化)の意味と、問い合わせフォームを改善して離脱を防ぐ流れを解説する図解

EFOとは、Entry Form Optimization(エントリー・フォーム・オプティマイゼーション)の略で、日本語では「入力フォーム最適化」と呼びます。問い合わせフォームや申し込みフォームを、ユーザーがストレスなく入力し、最後まで完了できるように改善する取り組みのことです。

なぜEFOが重要かというと、フォームにたどり着いたユーザーは「いちばん購入・問い合わせの意欲が高い人たち」だからです。集客の入り口を広げるより、すでに関心を持った人を取りこぼさないほうが、費用対効果がはるかに高くなります。よく言われるのが「入力を始めた瞬間が意欲のピークで、1文字打つごとに気持ちは冷めていく」という考え方です。だからこそ、入力の手間を1つ減らすだけでも成果に直結します

フォームの離脱率は平均どのくらい?現状を数字で知る

フォーム離脱率の平均60〜70%と完了率の測り方を、ファネルと数値で解説する図解

まず知っておきたいのが、フォームの離脱率は一般的に60〜70%程度と、想像以上に高いという事実です。つまり100人が入力を始めても、実際に完了するのは30〜40人ほど。半分以上の見込み客が、入力の途中で静かに去っているのです。

改善に取り組む前に、まずは自社の現状を数字でつかみましょう。理由は、感覚で「使いにくそう」と直しても、効果があったのか判断できないからです。具体的には、フォームを表示した人数と、実際に送信を完了した人数を比べて「完了率」を出します。Googleアナリティクスなどで、フォームページの表示数と、送信後のサンクスページ(完了ページ)の表示数を見れば、おおよその割合がわかります。

たとえば、フォーム表示が月1,000件で完了が250件なら、完了率は25%、離脱率は75%です。この数字を出しておけば、施策を1つ試すたびに効果を確かめられます。改善が数字で見えると、次に何をすべきか判断しやすくなります。お店で言えば、レジを通ったお客様の数を毎日記録するようなもので、改善の効果を正しく判断する土台になります。

見込み客がフォームで離脱する5つの原因

見込み客が問い合わせフォームで離脱する5つの原因を、入力項目・スマホ・エラー・ゴール・セキュリティ別に解説する図解

改善策の前に、なぜ人はフォームで離脱するのかを知っておきましょう。原因がわかれば、自社のフォームのどこを直すべきかが見えてきます。離脱の主な原因は、次の5つに集約されます。

入力項目が多すぎる

もっとも多い離脱原因が、入力項目の多さです 名前・住所・電話・会社名・部署・ご要望。欄が続くほど、ユーザーは「面倒だ」と感じて手が止まります。これは、レジで「アンケートに10問答えてください」と言われるようなもの。買う気があっても、質問が多ければ帰りたくなります。

スマホで入力しにくい

いまや問い合わせの多くはスマートフォンからです。文字が小さい、入力欄が押しにくい、入力する内容に合ったキーボード(数字入力なのに文字キーボードが出るなど)が表示されない、といった状態は大きなストレスになります。パソコンでは問題なくても、スマホで使いにくいフォームは、それだけで多くのお客様を逃しています。

エラーが分かりにくい/後出し

すべて入力して「送信」を押した後に、「電話番号の形式が違います」とまとめてエラーが出る——これは離脱の典型パターンです。どこが間違っているのか探すのに疲れて、「もういいや」と閉じてしまいます。エラーは、入力しているその場で、その項目ごとに教えてあげる必要があります。

ゴールが見えない(あと何項目か不明)

「この入力、あとどれくらい続くのだろう」という不安も離脱を招きます。ゴールが見えないマラソンがつらいのと同じで、終わりが見えない入力は途中で心が折れます。あと何項目か、何ステップ目かが見えるだけで、完了までの安心感がまったく変わります。

セキュリティへの不安

個人情報を入力する以上、「この情報、ちゃんと守られるのかな」という不安はつきものです。URLが暗号化されていない(鍵マークがない)、プライバシーポリシーへの案内がない、といったフォームは、慎重なユーザーほど手を止めます。安心して入力してもらう配慮も、立派なEFOの一部です。

離脱を劇的に防ぐEFO施策7選(優先順位つき)

EFOでフォーム離脱を防ぐ7つの改善施策を、優先順位つきで解説する図解

ここからは具体的な改善策を、効果の大きい順に7つ紹介します。上から順に取り組むのがおすすめです。とくに最初の3つ(項目削減・スマホ最適化・住所自動入力)は、ツールを導入しなくても対応できる、費用対効果の高い施策です

入力項目を必要最小限に絞る(最優先)

まず取り組むべきは、入力項目を減らすことです。理由はシンプルで、項目が減れば入力の手間が減り、離脱が最も直接的に下がるからです。「本当にいまこの情報が必要か?」を1項目ずつ問い直し、後から聞ける情報(部署名や詳しいご要望など)は思い切って削るか、任意項目にしましょう。名前・連絡先・簡単な用件の3つだけでも、最初の接点としては十分なことが多いです。

スマホ最適化(入力欄・キーボード自動切替)

次に、スマートフォンで快適に入力できる状態を整えます。入力欄を指で押しやすい大きさにし、電話番号欄では数字キーボード、メール欄ではメール用キーボードが自動で出るように設定します。これは制作・実装側の設定で対応でき、スマホ利用者の入力ストレスを大きく減らせます。フォームの利用者の多くがスマホであることを考えれば、優先度の高い施策です。

郵便番号からの住所自動入力

住所を扱うフォームなら、郵便番号を入れるだけで都道府県・市区町村が自動で埋まる「住所自動入力」を導入しましょう。EFOの定番施策で、特にスマホでの長い住所の手打ちストレスを大幅に軽くできます。ユーザーからすると、レジで店員さんが商品を素早く袋詰めしてくれるような、「気が利くな」と感じる体験になります。

リアルタイムのエラー表示と入力例

入力ミスは、送信後にまとめてではなく、その場でその項目ごとに知らせます。あわせて「例:03-1234-5678」のような入力例を薄く表示しておくと、そもそもミス自体が減ります。ユーザーが迷わず、間違えず、スムーズに進める状態をつくることが、完了率を押し上げます。

進捗バー・残り項目の可視化

入力が複数ステップにわたる場合は、「ステップ2/3」や進捗バーで、あとどれくらいで終わるかを見せます。ゴールが見えると、人は最後まで走りきりやすくなります。1画面で完結する短いフォームなら、そもそもステップを分けないこと自体が有効です。

離脱を招く要素を消す

フォームのページからは、他ページへのリンクや広告バナー、余計なメニューをできるだけ減らします。入力に集中してもらうためです。レジ前に別の商品や出口の看板をたくさん置くと、お客様の気が散って帰ってしまうのと同じ理屈です。フォームページは「入力すること」だけに集中できる、シンプルな設計が理想です。

安心材料(SSL・プライバシー記載)を添える

最後に、安心して入力してもらうための配慮を加えます。サイトを暗号化するSSL(URLが「https」で鍵マークが付く状態)にし、フォームの近くに「入力内容は暗号化して送信されます」「プライバシーポリシーはこちら」といった一言を添えます。小さな配慮ですが、慎重なユーザーの不安を取り除き、最後のひと押しになります。

EFO改善の効果を測る・回す方法

EFO改善の効果を完了率や離脱ポイントで測定し、1つずつ改善を回す方法を解説する図解

施策を入れたら、必ず効果を測りながら進めましょう。EFOは「一度直して終わり」ではなく、少しずつ良くしていく取り組みだからです。ポイントは、一度にたくさん変えず、1つずつ試すことです。まとめて5か所直すと、どれが効いたのか分からなくなります。

具体的には、まず先ほどの完了率を出し、次に「どこで離脱しているか」を細かく見ます。どの項目まで入力されたかを計測地点として分ければ、離脱が集中する箇所を特定できます。実際に、計測地点を分けて1か所ずつ改善を回した結果、獲得単価が大きく改善したという事例もあります。つまり、離脱の「詰まりどころ」を1つずつ解消していくのが、遠回りに見えて最短の道なのです。

家づくりに例えるなら、EFOは「住みながら少しずつ手を入れるリフォーム」です。一気に全部変えるのではなく、「ここが使いにくい」という一点を直し、暮らしやすくなったか確かめる。この積み重ねが、最終的に問い合わせの取りこぼしを大きく減らしていきます。

まとめ

フォームの離脱率は平均60〜70%と高く、集客した見込み客の多くが最後の入力で失われています。だからこそ、入力フォームを改善するEFOは、少ない労力で成果を伸ばせる効果的な打ち手です。

改善の優先順位は、まず入力項目を必要最小限に絞ること、次にスマホ最適化、そして住所自動入力の3つ。これらはツールがなくても着手できます。加えて、リアルタイムのエラー表示、進捗の可視化、集中を妨げる要素の削除、安心材料の提示まで整えれば、離脱は大きく減らせます。まずは自社の完了率を測り、効果の大きい施策から1つずつ試してみてください。もし「自社のフォームのどこを直すべきか分からない」「スマホ対応や自動入力の実装が難しい」と感じたら、フォームの設計・実装からご相談いただけます。

よくある質問

フォームの入力項目は何個までに抑えるべきですか?

明確な正解はありませんが、最初の問い合わせでは「名前・連絡先・簡単な用件」の3項目程度でも成立することが多いです。項目が増えるほど離脱率は上がる傾向があるため、後から聞ける情報は任意項目にするか、思い切って削ることをおすすめします。

EFOツールを導入しないと離脱は防げませんか?

いいえ、専用ツールがなくても改善は可能です。入力項目を減らす、スマホで押しやすい大きさに整える、郵便番号からの住所自動入力を実装する、といった施策は通常のフォーム制作の範囲で対応できます。まずはツールなしでできる基本施策から始め、必要に応じてツールを検討するのが現実的です。

自社フォームの離脱率はどうやって調べればいいですか?

Googleアナリティクスなどで、フォームページの表示数と、送信完了ページ(サンクスページ)の表示数を比べると、おおよその完了率が分かります。たとえば表示1,000件で完了250件なら完了率25%、離脱率75%です。改善前にこの数字を記録しておくと、施策の効果を判断できます。

パソコンでは問題ないのに、なぜスマホ対応が重要なのですか?

現在、問い合わせの多くはスマートフォンから行われるためです。パソコンで快適でも、スマホでは文字が小さい・入力欄が押しにくい・数字入力なのに文字キーボードが出る、といったストレスが離脱に直結します。利用者の大半がスマホであることを前提に設計する必要があります。

EFOの効果はどれくらいで出ますか?

施策の内容や流入量によりますが、フォーム改善は比較的小さな修正で成果が出やすい領域です。項目削減や進捗表示などで完了率が数十パーセント改善した事例もあります。ただし一度に多くを変えると効果の判断が難しくなるため、1つずつ試して数値を確認しながら進めるのが確実です。

まずやることは「入力項目を減らす」「スマホで押しやすくする」「郵便番号で住所を自動入力する」の3つです。これだけでも離脱はかなり減ります。

どれもツールがなくてもできるんですね。まずは今のフォームが何項目あるか、数えてみます。

それが第一歩です。完了率も測っておけば、直した効果がちゃんと数字で見えますよ。

やることが具体的で安心しました。さっそく見直してみます。

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