WordPressの管理画面を開いたものの、真っ白な投稿画面を前にして「さて、どこから手をつければいいのだろう」と手が止まってしまった経験はありませんか。
実は、私たちプロのライターでも、いきなり真っ白な画面に文章を打ち込み始めることはありません。それはまるで、設計図なしに家を建てようとしたり、レシピを見ずに初めてのフランス料理に挑戦したりするようなものだからです。どれほど立派な道具(WordPress)があっても、手順を知らなければ良い作品は生まれません。
この記事では、長年Webサイトを運営してきた私が実践している「ブログを書くための確実な手順」をお伝えします。難しいIT用語は使いません。料理や手紙を書くことと同じように、少しの「準備」と「型」を知るだけで、あなたのブログ執筆は驚くほどスムーズになります。まずは、その全体像を一緒に見ていきましょう。
ここからは、実際に私が実践しているブログ執筆の「3つのステップ」をご紹介します。いきなり書こうとせず、この順番通りに進めてみてください。
【ステップ1】 執筆前の「下準備」(設計図を作る)
「何を書くか」が決まっていないのに、書き始めることはできません。まずは記事の「設計図」を作りましょう。具体的には、以下の2つを決めます。
- 「誰」に読んでもらいたいか(ターゲット)
- 「30代の忙しい会社員」「これから料理を始めたい学生」など、たった一人の読者を想像します。
- その人に「何」を伝えたいか(ゴール)
- 記事を読み終わった後に、読者にどうなっていてほしいかを決めます。「時短レシピを知って安心してもらう」「WordPressへの恐怖心をなくしてもらう」などです。
この2つが決まれば、自然と書くべきキーワードが見えてきます。

【ステップ2】 ブロックエディタは「積み木」遊び
WordPressの現在の投稿画面(ブロックエディタ)は、文章や画像を「ブロック(積み木)」のように積み重ねていく仕組みです。
- 「見出し」というブロック
- 「段落(本文)」というブロック
- 「画像」というブロック
これらを上から順にポコポコと積んでいくだけです。Wordのように一面に文字を埋めるのではなく、ブロックを組み立てていく感覚を持つと、レイアウトが崩れにくく、見た目も綺麗になります。

【ステップ3】 「見出し」でリズムを作る
読者は、長い文章を読みたくありません。そこで重要なのが「見出し(H2, H3)」です。 見出しは、本で言うところの「目次」です。目次を見るだけで内容がわかるように、本文を書く前に見出しだけを先に作ってしまいましょう。
- (タイトル) 初心者向けカレーの作り方
- (見出し2) 必要な材料
- (見出し2) 調理の手順
- (見出し3) 野菜を切る
- (見出し3) 煮込む
- (見出し2) まとめ
このように骨組みを先に作ると、あとはその隙間を文章で埋めていくだけなので、迷子にならずに最後まで書ききることができます。

【ステップ4】文章を「盛り付け」する(装飾と画像)
文章を「盛り付け」する(装飾と画像) 骨組み(見出し)を作り、文章(段落)を埋めたら、次は読みやすくするための「盛り付け」です。文字ばかりが詰まったお皿は、読者にとって食べる(読む)のが大変だからです。
WordPressのブロックエディタでは、簡単な操作で記事にメリハリをつけることができます。
まず、重要な部分は「太字」にしましょう。文章を選択し、ツールバーに出てくる「B」を押すだけです。すべてを太字にすると味が濃くなりすぎるので、本当に伝えたい部分だけに絞るのがコツです。
次に「リスト(箇条書き)」です。手順や並列する情報は、文章で説明するよりもリストブロックを使うと、すっきりと整理されて目に飛び込んできやすくなります。
そして最後に「画像」です。文字を読む合間の休憩所として、見出しの下などに画像を配置します。「画像ブロック」を選び、メディアライブラリから写真をアップロードするだけで完了です。これだけで、記事の印象はぐっとプロらしくなります。

【ステップ5】 公開前の「宛名書き」(投稿設定)
公開前の「宛名書き」(投稿設定) 本文が書けたら、すぐに公開ボタンを押したくなるかもしれません。しかし、その前に画面の「右側」にある設定を確認しましょう。これは手紙で言えば、宛名や切手の準備にあたります。
特に重要なのは以下の3つです。
パーマリンク(URL) 記事ごとの住所にあたる部分です。初期設定では日本語になっていることが多いですが、エラーを防ぐために英数字(例: wordpress-howto)に変更することをおすすめします。
カテゴリー その記事がどの棚に入るのか、適切な分類にチェックを入れます。読者が過去の記事を探しやすくなるための大切な整理整頓です。
アイキャッチ画像 これは記事の「表紙」です。記事一覧ページや、SNSでシェアされた際に表示される重要な看板です。本文の内容をイメージできる画像を設定しておきましょう。

【ステップ6】 最後の「味見」をして公開
最後の「味見」をして公開 すべての準備が整ったら、画面右上にある「プレビュー」を押してください。実際の画面でどう表示されるかを確認する、最後の「味見」です。
スマホとパソコンの両方で見て、改行の位置はおかしくないか、画像はずれていないかを確認します。問題なければ、自信を持って「公開」ボタンを押してください。これで、あなたの記事が世界に届きます。

まとめ
最後までお読みいただき、ありがとうございます。 ブログ執筆で最も大切なのは、「完璧を目指さないこと」です。
初めから満点の記事を書ける人はいません。設計図を作り、積み木のようにブロックを重ね、見出しでリズムを作る。この手順を守れば、少しずつですが確実に「読者に届く記事」が書けるようになります。
まずは、WordPressの管理画面を開いて、記事のタイトルだけでも入力してみましょう。その小さな一歩が、あなたのブログライターとしての大きなスタートになります。今日から一緒に、楽しみながら書いていきましょう。


